卵子ドナー募集がプロモツイートで回ってきた話。
これプロモツイートで回ってきたんだけど、海外渡航費用と謝礼70万で日本人の卵子買いますってことじゃないのこれ。海外だから法的には大丈夫ってこと??? https://t.co/ncMvwjkl9n
— はなびら葵 (@hollyhockpetal) 2016年3月6日
これ大丈夫なことなの?? pic.twitter.com/M1H6aySNSm
— はなびら葵 (@hollyhockpetal) 2016年3月6日
先日、プロモツイートに卵子ドナー募集を掲げるツイートが表示されて、ギョッとしまして。
当該のプロモツイートはもう消えてるみたいなんですが、
約2週間の海外滞在で70万円の謝礼を差し上げています。渡航費・滞在費は弊社負担。あなたもエッグドナーに登録してみませんか? 既にたくさんの方が登録しています。ご応募お待ちしています!https://t.co/ol00WhECcq pic.twitter.com/XPw4NKSJn3
— AEDP (@AEDPactone) 2016年2月18日
元のアカウントは、変わらず勧誘を行ってる模様です。
あくまで慈善事業、社会貢献を前面に押し出して、「謝礼付きで海外に滞在できるよ!」を売り文句にしているようですが……。日本で広告打ってしまうのは法的に大丈夫なのか。twitterは海外扱いだからいけると見たんですかね。
そんなことをブチブチ言ってたら、アメリカ在住のフォロワーさんからこんな情報を頂きました。
@hollyhockpetal LAの日本語フリーペーパーには卵子提供を求める広告がいつも載っています。日本人の卵子は人気があるのだとか。でも、在米日本人だけでなく、日本から渡航させてまで卵子提供を募っているとは知りませんでした。 pic.twitter.com/gdmWVA1dSo
— nonchan (@nonchan_pdx) 2016年3月7日
@hollyhockpetal 海外の有名大学に在学中の知人の娘さん(日本人)は、個人的に勧誘されたそうです。提示された報酬額も聞きましたが、1万ドルよりもっと高かったような…(その大学の学生だからだと思います。)お断りしたそうですが、なんともすごい世界だなと驚きました。
— nonchan (@nonchan_pdx) 2016年3月7日
さすがに状況が進みすぎててびっくりしました。もう完全に市場がありビジネスになってるんでしょうな……。
いろんなことを勘案した上で精子や卵子のドナーになることを選ぶ人がいるのはその人の選択だし、それを用いて出産したいと願う人がいるのも、生殖医療の進歩と共に避けられない現状だし、全否定するのも違うだろうなとは思います。
ただ、「あくまで慈善事業、社会貢献」「高額の謝礼」「優雅な海外渡航」といった、キラキラした言葉だけでドナーを集める業者が、身体の負担や生殖医療を取り巻く問題についての説明も行った上でドナーになる選択をしてもらっているのか、は、正直疑問です。
こちらの記事には、卵子ドナーになった方の想い、卵子提供を受けて出産した方のお話も掲載されています。
こちらは、精子提供で生まれた子供本人に取材なさった記事です。
簡単にジャッジしていい問題でないのは重々承知です。ただ、雑な「ビジネス」が横行するのは、正直、恐ろしい気がします。